Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

【お知らせ】仲間のホームページを紹介します。

自由が丘カウンセリングオフィスのホームページに、新たなリンク先を追加しました。 中には、忙しさにかまけて、リンク追加までずいぶんお待たせしてしまった方もおられます。(すみません!) 今回、リンク先として追加した仲間のホームページは下記の通り…

なくした顔と、その向こうに隠れている感情

映画でも演劇でも、小説でも音楽でも、良い作品にめぐり合うと心が洗われます。 以前、twitterにムーミンのニンニが、「怒りを取り戻すことによって、自分の顔を取り戻す」と書いたときには、原作の人気もあって大きな反響をいただきました。 emotion-lab.ha…

カウンセリングですること:「いいインパクトを与える自分」に気づく

カウンセリングをしていると、人が生きていく上で、 「自分は他の誰かに、あるいは、周りの環境に、インパクトを与えうる存在だ」 と感じられることが、とても重要なのだと感じます。 インパクトを与えているという実感は、「生きているという手応え」「自分…

カウンセリングが始まる場所

カウンセリングの中では、自分の感情に気づき、しっかりと感じることも、もちろん大切なのですが、そのプロセスを「カウンセラーとのつながりを感じながら、体験できる」ことも、同じくらい大切です。 とは言え、私自身も数年前までは、「他の誰か」と気持ち…

カウンセリングですること:流れている涙のニュアンスを捉える

「今の涙は、何て言っていると思いますか?」 「今の涙は、どんな涙ですか?」 セッションの中で、時折クライエントさんに「?」という顔をさせてしまう質問です。 でも、クライエントさんが流す涙の質をセラピストが正しく把握しておくことは、とても大切な…

カウンセリングですること:曖昧なものをはっきりさせる

私たちは、何かと”包む”ことを好みます。 物を買ったときの包装紙しかり。 お年玉のポチ袋しかり。 昔は手紙を出すときに、最後に白紙を一枚入れることもありました。 言葉を”重ねる”ことは、丁寧な印象を相手に与えます。 こんな文化の中で育つと、”曖昧で…

カウンセリングですること:心のコンパスを再び手にする。

カウンセリングの勉強のために、海外のセッションビデオを見ていて思うのは、"自分を主語として語るのが当然の文化と、そうでない文化がある”ということです。 これは前にも書いたことがあるような気がしますが、私たちは早くから「人の気持ちを考えなさい」…

カウンセリングですること:有害な恥の影響を人生から取り除く。

カウンセリングのプロセスの中で最も難しさを感じるのは、有害な恥(toxic shame)を克服していくプロセスです。 一緒にやり遂げてくださったクライエントさんには、心から感謝とリスペクト、そして労いを贈りたいと、いつも思います。 自分には愛される価値…

【お礼】自由が丘カウンセリングオフィスは3年目を迎えました。

2020年4月に開業いたしました、自由が丘カウンセリングオフィス。 気づけば、3年目に突入していました。 コロナ禍で時間が止まったような感覚もある中、3年目の春を迎えられてほっとしています。 これもひとえに、ホームページを見つけてカウンセリングをお…

カウンセラーの仕事:体験からのメッセージをわかりやすく伝える

日々、カウンセリングをしていると思うことがあります。 それは、「体験は歳をとらないし、体験に私たちが頭で考える理屈は通用しない」ということです。 例えば、カウンセリングをしていると、クライエントさんが問題だと感じている自分の反応が、昔の出来…

カウンセリングですること:失くした"じぶん"を取り戻す

ハラスメントをはじめとした関係性をめぐる問題では、大声で怒鳴った、暴力をふるった、人格を否定するようなことを言ったなど、「何かをした」ことが問題になることが多いかもしれません。 しかしその一方で、「何もされない」ということも大きな問題です。…

自己肯定感の処方箋:心を守ることばをストックする

バファリンの半分は、優しさでできてている。 そんなキャッチコピーが昔ありましたが。 私の自己肯定感の半分は、誰かがくれた言葉でできている。そんな気がします。 今でも、周囲の無理解や冷たいジャッジから、心を守ってくれる言葉に出会うと、うれしくな…

カウンセリングですること:「そうそう、これこれ」を見つける。

ここ数年、大切な人の誕生日には、前もってプレゼントを用意するのではなく、その人のほしいものを一緒に買いに行くようにしています。 例えば、靴とかバッグとか、ざっくりしたものを決めておいて、相手が試着したりお店の人と相談しながら吟味する様子を見…

カウンセリングですること:「追い出されたじぶん」を迎え入れる。

人は、「傷ついたじぶん」を見つけてはじめて、「傷ついたじぶん」を見つけてもらってはじめて、「痛かった」って言える。 ここ最近のセッションを通して、改めて思うことです。 でも、「傷ついたじぶん」を直視することも、誰かに見せることも簡単じゃない…

カウンセリングですること:感情を「要素分解」する。

2月、3月と久しぶりに研修の講師をさせていただく機会があり、ここのところ、どんな内容にしようかと、構想を少しずつ練り始めています。 そこでお話ししてみたいなと思っていることの一つは、「感情の要素分解」についてです。 ここに書いてしまっては、貴…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 旧年中は、大変お世話になり、ありがとうございました。 今年からは、当ブログの更新頻度を2週間に1度とさせていただきます。 これを決めたとき、ふっと身体の力が抜けて、楽になる感覚がありました。 今の自分に合ったペ…

今年も1年お世話になりました。

開業して、2年目の冬を無事に終えようとしています。 今年も多くの方に助けられ、励まされてきました。 心より、御礼申し上げます。 まだwaiting listにてお待ちいただいている皆さんには、年内にご案内ができず、大変申し訳なく思っております。 1月には数…

年末年始のお休みに関するお知らせ

自由が丘カウンセリングオフィスの年内最後の開室日は、12月25日(土)です。 12月27日(月)〜1月3日(月)までお休みし、2022年は1月4日(火)より開室いたします。 ブログの更新も、年内は21日までとなります。 今年は週1回の更新を目標に掲げつつ、11月…

カウンセリングですること:感情の居場所を作る

カウンセリングを通して、自分の感情との付き合い方を知っていくと、クライエントさんの口から自然と、「部屋」や「スペース」「場所」といった自分の感情の居場所を表す言葉が聞かれるようになります。 このように、自分の中に感情の居場所や置き場所ができ…

カウンセリングですること:「見つけてもらう」という体験

カウンセリングの中で起こる、一つの重要なターニング・ポイントとして、「見つけてもらう」という体験があります。 今まで親にも先生にも見つけてもらえなかった、クライエントさんの気持ちや意思、体験に、カウンセラーが気づくことができると、クライエン…

感情を感じるための準備:身体の力を抜く

ここしばらく、ブログの更新をお休みしていました。2週間ぶりの更新となります。 「感情を感じる」というのは、言葉で言うほど簡単なことではないなぁと、この仕事をしているとよく思います。 感情は、重要な相手との関係を守るために犠牲にされがちです。 …

カウンセリングですること:過去の自分を責めるのをやめる。

世の中にアンフェアなことはたくさんありますが、私たちもつい、自分自身に対してとてもアンフェアな態度を取ってしまうことがあります。 それは、「過去の自分の行動を責める」ことです。 手首に残った傷。親に吐いた暴言。自分の感情を切り捨てたこと。居…

カウンセリングですること:立ち止まってみる

歩き続けるよりも、立ち止まってみたほうが、今いる場所がよく見えるものです。 カウンセリングの時間は、長い人生の中での「立ち止まる時間」なのかもしれません。 立ち止まるというのは、勇気がいることです。 周りの人が足を止めずにどんどん進んで行く中…

カウンセリングですること:楽を知って、楽をする。

「海外の研究によると、人間の基本感情は、怒り・恐怖・悲しみ・嫌悪・喜びの5つ」 と知った心理学を勉強していない友人が、 「日本では、喜怒哀楽って言うよね。ポジティブ感情が2つ入っているから、こっちのほうがいい」 と言うのを聞いて、なるほど!と思…

カウンセリングですること:新しい自分に出会う

カウンセリングをしていて、心が躍る瞬間、感動で肌が泡立つ瞬間があります。 それは、クライエントさんが「新しい自分に出会った」と感じてくださる瞬間です。 今までずっと、相手に思ったことをはっきり伝えられなかった。 今までずっと、他人は信用できな…

カウンセリングですること:思考と感情のバランスを整える。

思考には思考の文脈があり、感情には感情の文脈がある。 この2つの調和が取れなくなったとき、人は、「自分には今、カウンセリングが必要だ」と感じるのかもしれません。 私たちは、子どもの頃から「考える」トレーニングはたくさん受けてきますが、「感じる…

カウンセリングですること:感情についたラベルを貼り直す

私たちが生きていく上で、個人の感情と、大切な人との関係のどちらを優先しているかというと、後者のほうです。 私たちは、特に子どもの頃には、自分を守り、身の回りの世話をしてくれる大人がいないと、生きていくことができません。 そのため、自分の感情…

有害な恥への対処法:自分へのいたわりと恥のルーツを知る

前回、有害な恥(toxic shame)という感情への対処法として、感じて受け入れるのではなく、「距離をとって眺める」ほうがよいという記事を書きました。 有害な恥とはどういう感覚かについても、以下の記事をご参照ください。 emotion-lab.hatenablog.com な…

自己肯定感の天敵:有害な恥(toxic shame)

・いつも自分がすることに自信が持てない。 ・できていることがあっても、いつもできないことのほうにばかり気を取られてしまう。 ・仕事で優秀な結果を残しても「こんなの大したことない」「ほかの人はもっとうまくできる」と思って、自分を褒めてあげられ…

emotional abuse:見えにくく、語られにくい痛み

emotional abuse、つまり、感情面での虐待は、体験している本人にも、なかなか言葉にしにくいものです。 emotional abuseの多くは、ふたりの人物の間で起こる感情調整の失敗で、親をはじめとする大人が、何らかの要因によって子どもの感情に適切に対処してあ…