Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

心の栄養になるものは、ゆっくり味わって食べたい。

同じメニューでも、せかせかと口を動かして食べたときより、ゆっくり味わって食べたときのほうが美味しく感じられるものです。 せっかく美味しいご飯を食べているのに、味わう間も無く、次を口に入れるのはなんだかとてももったいないですよね。 食べ物の話…

カウンセラーがリスクをとることの大切さ

多くの人が抱える生きづらさの理由の一つは、「自分自身に対して批判的である」ことです。 カウンセリングに訪れる最初の悩みが、対人関係や職場でのうまくいかなさといった、一見すると「外の世界との関係」に関することであっても、お話を聞いていくうちに…

年始のご挨拶

自由が丘カウンセリングオフィスは、今月4日より2023年の歩みをスタートいたしました。 春には、開業して4年目を迎えます。 あっという間の3年間でした。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、私の学ぶAEDP(加速化体験力動療法)というカウンセリ…

年末のご挨拶

2022年も大変お世話になり、ありがとうございました。 クライエントさんたちへの感謝は、とてもここには書ききれません。 いじらしく、繊細で、一生懸命な心。 その中で起こることを分かち合ってくださって、本当にありがとうございます。 みなさんの心と出…

カウンセリングですること:不安を「一緒に」感じる。

強すぎる感情や、自分一人では扱いきれない感情を感じると、「こんなに心の弱い自分はダメだ」、「こんな気持ちになる自分がおかしいんだ」と、恥や劣等感を強めて、より孤独になってしまう。 こういう悪循環は、きっと多くの人が陥るものです。 受験勉強を…

【お知らせ】年末年始のお休みについて

いつもこちらのブログをご覧いただき、ありがとうございます。 自由が丘カウンセリングオフィスは、年末年始は12月25日から1月3日までお休みとなります。 2023年1月4日(水)より、通常通り開室いたします。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程、何卒よ…

カウンセリングですること:戦ってきた自分を見つける

トラウマは、自分を圧倒するほど大きくつらい感情の中で、一人ぼっちになることから生まれる。 これは、多くの人に知っておいていただきたいことです。 心が弱いから。 精神に何らかの欠陥があるから。 このような理由で、人はトラウマを抱えるわけではあり…

「うらやましい」も大事な気持ち。

嫉妬という感情は、他者に向かうと非常に厄介です。 しかし、その感情をしっかりと自分の中に抱きしめて、自分との対話に使うことには、とても大きな意味があります。 嫉妬が表しているものは、自分の望みであり、願いだからです。 「愛されている人が羨まし…

「嫌だ」はわがまま?

「嫌だ」と言って、褒められたことのある人はどれくらいいるでしょうか。 「嫌だ」と言うと、たいてい「わがまま」とか「我慢が足りない」と叱られてしまいがちです。 しかし、自分にとって何が嫌で、何が嫌ではないのかがわかるというのは、本来とても大事…

「大丈夫」という言葉の力

カウンセラーがその言葉を発したとき。 クライエントさんご自身の口からその言葉がこぼれたとき。 クライエントさんの瞳から、わっと涙がこぼれ落ちる。 そんな言葉の一つが、「だいじょうぶ」という言葉です。 先は見えなくて不安で仕方がないとき。 頼れる…

【お知らせ】仲間のホームページを紹介します。

自由が丘カウンセリングオフィスのホームページに、新たなリンク先を追加しました。 中には、忙しさにかまけて、リンク追加までずいぶんお待たせしてしまった方もおられます。(すみません!) 今回、リンク先として追加した仲間のホームページは下記の通り…

なくした顔と、その向こうに隠れている感情

映画でも演劇でも、小説でも音楽でも、良い作品にめぐり合うと心が洗われます。 以前、twitterにムーミンのニンニが、「怒りを取り戻すことによって、自分の顔を取り戻す」と書いたときには、原作の人気もあって大きな反響をいただきました。 emotion-lab.ha…

カウンセリングですること:「いいインパクトを与える自分」に気づく

カウンセリングをしていると、人が生きていく上で、 「自分は他の誰かに、あるいは、周りの環境に、インパクトを与えうる存在だ」 と感じられることが、とても重要なのだと感じます。 インパクトを与えているという実感は、「生きているという手応え」「自分…

カウンセリングが始まる場所

カウンセリングの中では、自分の感情に気づき、しっかりと感じることも、もちろん大切なのですが、そのプロセスを「カウンセラーとのつながりを感じながら、体験できる」ことも、同じくらい大切です。 とは言え、私自身も数年前までは、「他の誰か」と気持ち…

カウンセリングですること:流れている涙のニュアンスを捉える

「今の涙は、何て言っていると思いますか?」 「今の涙は、どんな涙ですか?」 セッションの中で、時折クライエントさんに「?」という顔をさせてしまう質問です。 でも、クライエントさんが流す涙の質をセラピストが正しく把握しておくことは、とても大切な…

カウンセリングですること:曖昧なものをはっきりさせる

私たちは、何かと”包む”ことを好みます。 物を買ったときの包装紙しかり。 お年玉のポチ袋しかり。 昔は手紙を出すときに、最後に白紙を一枚入れることもありました。 言葉を”重ねる”ことは、丁寧な印象を相手に与えます。 こんな文化の中で育つと、”曖昧で…

カウンセリングですること:心のコンパスを再び手にする。

カウンセリングの勉強のために、海外のセッションビデオを見ていて思うのは、"自分を主語として語るのが当然の文化と、そうでない文化がある”ということです。 これは前にも書いたことがあるような気がしますが、私たちは早くから「人の気持ちを考えなさい」…

カウンセリングですること:有害な恥の影響を人生から取り除く。

カウンセリングのプロセスの中で最も難しさを感じるのは、有害な恥(toxic shame)を克服していくプロセスです。 一緒にやり遂げてくださったクライエントさんには、心から感謝とリスペクト、そして労いを贈りたいと、いつも思います。 自分には愛される価値…

【お礼】自由が丘カウンセリングオフィスは3年目を迎えました。

2020年4月に開業いたしました、自由が丘カウンセリングオフィス。 気づけば、3年目に突入していました。 コロナ禍で時間が止まったような感覚もある中、3年目の春を迎えられてほっとしています。 これもひとえに、ホームページを見つけてカウンセリングをお…

カウンセラーの仕事:体験からのメッセージをわかりやすく伝える

日々、カウンセリングをしていると思うことがあります。 それは、「体験は歳をとらないし、体験に私たちが頭で考える理屈は通用しない」ということです。 例えば、カウンセリングをしていると、クライエントさんが問題だと感じている自分の反応が、昔の出来…

カウンセリングですること:失くした"じぶん"を取り戻す

ハラスメントをはじめとした関係性をめぐる問題では、大声で怒鳴った、暴力をふるった、人格を否定するようなことを言ったなど、「何かをした」ことが問題になることが多いかもしれません。 しかしその一方で、「何もされない」ということも大きな問題です。…

自己肯定感の処方箋:心を守ることばをストックする

バファリンの半分は、優しさでできてている。 そんなキャッチコピーが昔ありましたが。 私の自己肯定感の半分は、誰かがくれた言葉でできている。そんな気がします。 今でも、周囲の無理解や冷たいジャッジから、心を守ってくれる言葉に出会うと、うれしくな…

カウンセリングですること:「そうそう、これこれ」を見つける。

ここ数年、大切な人の誕生日には、前もってプレゼントを用意するのではなく、その人のほしいものを一緒に買いに行くようにしています。 例えば、靴とかバッグとか、ざっくりしたものを決めておいて、相手が試着したりお店の人と相談しながら吟味する様子を見…

カウンセリングですること:「追い出されたじぶん」を迎え入れる。

人は、「傷ついたじぶん」を見つけてはじめて、「傷ついたじぶん」を見つけてもらってはじめて、「痛かった」って言える。 ここ最近のセッションを通して、改めて思うことです。 でも、「傷ついたじぶん」を直視することも、誰かに見せることも簡単じゃない…

カウンセリングですること:感情を「要素分解」する。

2月、3月と久しぶりに研修の講師をさせていただく機会があり、ここのところ、どんな内容にしようかと、構想を少しずつ練り始めています。 そこでお話ししてみたいなと思っていることの一つは、「感情の要素分解」についてです。 ここに書いてしまっては、貴…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 旧年中は、大変お世話になり、ありがとうございました。 今年からは、当ブログの更新頻度を2週間に1度とさせていただきます。 これを決めたとき、ふっと身体の力が抜けて、楽になる感覚がありました。 今の自分に合ったペ…

今年も1年お世話になりました。

開業して、2年目の冬を無事に終えようとしています。 今年も多くの方に助けられ、励まされてきました。 心より、御礼申し上げます。 まだwaiting listにてお待ちいただいている皆さんには、年内にご案内ができず、大変申し訳なく思っております。 1月には数…

年末年始のお休みに関するお知らせ

自由が丘カウンセリングオフィスの年内最後の開室日は、12月25日(土)です。 12月27日(月)〜1月3日(月)までお休みし、2022年は1月4日(火)より開室いたします。 ブログの更新も、年内は21日までとなります。 今年は週1回の更新を目標に掲げつつ、11月…

カウンセリングですること:感情の居場所を作る

カウンセリングを通して、自分の感情との付き合い方を知っていくと、クライエントさんの口から自然と、「部屋」や「スペース」「場所」といった自分の感情の居場所を表す言葉が聞かれるようになります。 このように、自分の中に感情の居場所や置き場所ができ…

カウンセリングですること:「見つけてもらう」という体験

カウンセリングの中で起こる、一つの重要なターニング・ポイントとして、「見つけてもらう」という体験があります。 今まで親にも先生にも見つけてもらえなかった、クライエントさんの気持ちや意思、体験に、カウンセラーが気づくことができると、クライエン…