Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

オススメの本の話:笑顔という防衛に触れるとき

近頃とみに、「ブログ読んでいます」とクライエントさんに言っていただけることが増え、更新回数を減らしたことをちょっぴり後悔しています(!)。 本当にありがたいことです。 ひとまず、今年はこのペースでやってみますので、引き続き更新を楽しみにして…

心の複雑さについて:大人の部分と子どもの部分

オフィスのHPでもお知らせしましたが、初めてのお申し込みの方におかれましては、受付を一旦休止いたします。大変申し訳ございません。 再開は夏頃を予定しておりますが、waiting listにお名前をいただいた方を優先して順次ご案内していくため、夏よりも先に…

【お知らせ】ブログの更新を週1回にします。

これまで毎週火・金曜日に更新していたこちらのブログですが、おかげさまで、オフィスの運営が忙しくなって来たこともあり、4月以降は週に1回、火曜日のみの更新とさせていただきます。 楽しみにしてくださっている方に、これからも定期的に感情のこと、カウ…

感情を感じる前のステップ

感情を感じるというのは、言葉で言うほど、簡単なことでも、当たり前のことでもないのだなと、この仕事をしていると日々痛感します。 今ここでの感情や体験に気づいていくプロセスは、ただ話を聴いていると、自然な流れとして起こってくることもあるのですが…

可能性を拓く言葉、可能性を奪う言葉。

今日はこちらの動画を、みなさんとシェアしたいと思いました。 Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo 可能性を拓く言葉もあれば、可能性を奪う言葉もある。 私自身も、人からもらった言葉に救われてきた経験もあれば、打ちのめされた経験もあるので…

感情を感じるってどういうこと?

あまりにも基本的だけれど、この基本がずれてしまっていると、カウンセリングの中でのやり取りや目指す方向性がずっとズレていく。 言葉にならないし、個人差もある。だけど普遍的なもの。 それが「感情を感じる」ことを一緒にやっていくときの難しさです。 …

「考えたら答えが出る」という誤解

考えても考えても出て来なかった答えが、まったく関係のないことをしていたときに、パッと出てくる。 そんな経験をしたことはありませんか? 机に向かってウンウン唸っているときではなく、趣味を楽しんでいたり、家族や友人と笑い合っていたり、お風呂に入…

カウンセリングですること:自分の中のニーズや願望に対する誤解を解く。

つらい気持ちになることは、なるべく考えないようにする。 日々のストレスに対処するために、こうした方法を取っている方もいるでしょう。 私たちは、そのつらい感情に一体どんな役割があるのか、そのつらい感情を和らげるためにはどうすればいいのかという…

カウンセリングですること:本来の自分を取り戻す

『ぼくはぼくだよ』という絵本をご存知でしょうか。 ぼくはぼくだよ 作者:内田 麟太郎 メディア: 単行本 主人公のカメレオンは、環境に合わせて自分の身体の色を変えることができます。 でも、自分の本来の色は何色なんだろう。 主人公のカメレオンがそんな…

「一人じゃできないから、手を貸してほしい」と言う勇気

「一人ではここまでできなかった」 「ちょっと一人ではどうすることもできないと思ったので、専門家の手を借りようと思いました」 こうした言葉をカウンセリングで聞けると、私は、クライエントさんの中の勇気に出会ったように感じて、心強い気持ちになりま…

カウンセリングですること:自分の中の「勇気」に気づく

カウンセリングでは、惨めで振り返りたくもないと思っていた体験の中に、宝物が見つかることがあります。 もし、過去の「惨めで振り返りたくもない体験」が、折に触れて思い出され、もやもやとした気持ちになることがあったら、「もう終わったことだから」と…

カウンセリングですること:化学反応のような変化を楽しむ

カウンセリングをしていると、変化とは直線の上に起こるものではないのだなと、実感する瞬間がたくさんあります。 「こうなったから、次はきっとこうだ」 「こういう流れできたから、こうなるに違いない」 という予測は、案外邪魔になることすらあります。 …

恥に対抗する感情:怒り・誇り・思いやり

有害な恥(toxic shame)とは、自分は無能で、無価値で、愛される資格がないと感じさせる感情で、さまざまな精神疾患の背景に、この感情が深く根づいていると考えられています。 それでは、私たちがこの有害な恥から守られたり、解き放たれたりするときに作…

「私が悪かったんだ」と思うことで守ってきたもの。

先日、こちらの記事を書きましたが、私たちを苦しめる恥という感情には、下の記事で紹介した「自己愛的な他者から投げ込まれた恥」に加えて、「他者から直接辱めを受けたわけではないけれども、自分の内側から生まれる恥」があると思います。 emotion-lab.ha…

できることってそんなに多くない。

本日のタイトルは、完全に私の呟きです。 自由が丘でカウンセリングオフィスを開業し、まもなく1年が経とうとしています。 昨年春の緊急事態宣言が開けた頃より、おかげさまで多くの方にご利用いただけるようになり、今後は曜日や時間帯によっては、初回カウ…

「わかってほしい」気持ちのゆくえ

「わかってほしい」「ちゃんと見てほしい」 カウンセリングの場で、自分の感情にしっかりと触れられるようになると、こうした”他者へのニーズ”が表現されることがあります。 こうしてほしかった。ああしてほしかった。 そう言えること自体とても大切なことで…

カウンセリングですること:傷つきをきちんと「みる」。

傷ついている自分がいる。 それを認めること自体、実は難しいことです。 「こんなことで傷つくなんて弱い」 「傷ついている自分なんて、惨めだから認めたくない」 そんな思いがあると、傷ついている自分のことを攻撃して、この傷つきから目をそらそうとしま…

カウンセリングですること:知識(頭)と体験(からだ)が結びつく

「頭ではわかっていたことが、やっと腑に落ちました」 カウンセリングを受けた方からこんな感想をいただけると、うれしくなります。 ”頭ではわかっていたこと”は、人によってさまざまです。 自分の感情をしっかりと感じることの大切さ。 自分を大切にすると…

「生きづらさの理由を解き明かしてくれる本」のご紹介

今日は、こちらの本をご紹介したいと思います。 結局、自分のことしか考えない人たち:自己愛人間への対応術 作者:サンディ・ホチキス 発売日: 2020/03/25 メディア: Kindle版 「自己愛人間」というとすごく特殊で、日常ではそうそう会うこともない人のよう…

「感情的になること」と「感情があること」の違い

「自分の感情に注意を向けてみましょう」 「感情をしっかり感じてみましょう」 と、カウンセリングの中で提案すると、クライエントさんから、 「でも、そんなことをしたら、感情のコントロールが効かなくなってしまうのではないですか?」 という心配の声が…

カウンセリングですること:自分の中の声に気づく。

カウンセリングの場面には、いろんな「声」が登場します。 「お前はダメなやつだ」「これができなければ、愛される資格はない」 という厳しく、残酷な自分自身の声。それに対して、 「そんなふうに言われると死にたくなる」「そうだ、自分には何もできない」…

カウンセリングですること:「特別な時間」を一緒に過ごす。

黙っていても満ち足りた時間。 言葉があふれていてもからっぽな時間。 カウンセリングの場面には、そんな時間が流れています。 何が「満ち足りて」いて、何が「からっぽ」なのかというと、それはクライエントさんの中に起こる「体験」です。 感情体験や、感…

カウンセリングですること:感情をしっかりと体験する。

自分の感情をしっかりと感じるなんて、当たり前のことだと思われるかもしれません。 しかし、前回も書いたように、私たちは守りたい関係や、生き延びるために必要な関係を維持するために、自分の感情を犠牲にしてしまいます。 好きな人と別れたくなくて、相…

「よい感情」と「悪い感情」がある、という誤解。

感情の分類として、よく「ポジティブ感情/ネガティブ感情」という呼び名が使われますが、この呼び名が与える印象のせいか、感情に「よい感情」と「悪い感情」があると思っている方も多いかもしれません。 例えば、喜びはよい感情で、怒りは悪い感情だという…

恥という痛々しくも大切な感情

近年カウンセリングの世界では、トラウマや精神疾患の元になる感情として、恥に注目する動きがみられます。 この中で興味深いのは、重要な他者との間の感情調整がうまくいかなくなるとき(自分の感情に適切な応答をしてもらえず、無視される、過小評価される…

カウンセリングですること:優しさや思いやりを受け取る

昨日7日に、都内の新型コロナウイルスの感染者が2,000人を超え、1都3県に緊急事態宣言が再発令されました。 昨年、初めての緊急事態宣言が発令されたときもそうでしたが、 「先生、どうぞ気をつけてください」 というお言葉を、オンラインカウンセリングのク…

自由が丘カウンセリングオフィスからのお知らせ:緊急事態宣言再発令を受けて

7日に、1都3県に緊急事態宣言の再発令がありました。 当オフィス(自由が丘カウンセリングオフィス:自分との向き合い方を知り、自己肯定感を高めるカウンセリング)では、以下の感染対策を徹底し、対面のカウンセリングを今後も継続してまいります。 ・マス…

年末のご挨拶

今年は、世界的に本当に大変な1年となりましたが、4月に自由が丘で開業して以降、無事にオフィスの運営を続けることができました。 たくさんの方にお世話になったこと、そして、たくさんのクライエントさんがこのオフィスを見つけてくださったことに、心より…

心を病まないために、自分の中の違和感に耳を傾ける。

「人の気持ちを考えなさい」と教えられて育つ私たちは、自分の中に生まれる「違和感」との向き合い方がよくわからないまま、大人になります。 大学という組織にいた頃、私はどうにも解せない事態に直面し、違和感を抱えることがたくさんありました。 組織の…

カウンセリングですること:「よいもの」に気づき、育む

日本人にとって、謙遜は美徳だと考えられています。 「すごいね」「綺麗だね」「優しいね」 などと褒められても、 「いえいえ」「そんな」「大したことないです」 というのが、常識的な対応だと思われています。 でも、カウンセリングの場では、違うことをし…