Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年末のご挨拶

今年は、世界的に本当に大変な1年となりましたが、4月に自由が丘で開業して以降、無事にオフィスの運営を続けることができました。 たくさんの方にお世話になったこと、そして、たくさんのクライエントさんがこのオフィスを見つけてくださったことに、心より…

心を病まないために、自分の中の違和感に耳を傾ける。

「人の気持ちを考えなさい」と教えられて育つ私たちは、自分の中に生まれる「違和感」との向き合い方がよくわからないまま、大人になります。 大学という組織にいた頃、私はどうにも解せない事態に直面し、違和感を抱えることがたくさんありました。 組織の…

カウンセリングですること:「よいもの」に気づき、育む

日本人にとって、謙遜は美徳だと考えられています。 「すごいね」「綺麗だね」「優しいね」 などと褒められても、 「いえいえ」「そんな」「大したことないです」 というのが、常識的な対応だと思われています。 でも、カウンセリングの場では、違うことをし…

身体だって喋りたい:身体が話す大事なこと

最近のセッションでは、クライエントさんの印象的なジェスチャーが見られる瞬間が多くありました。 AEDPを学び始めて、自分のカウンセリングが変わったと思うことの一つは、こうしたジェスチャーやイメージが出てきたときに、こんな声かけをするようになった…

カウンセリングですること:見えていないものに光をあてる

カウンセリングでは、他にもいろいろなことをしているのですが、1つ大きなこととして、この「見えていないものに光を当てる」という作業があります。 カウンセリングオフィスの中にいると、世の中にある「盲点」がたくさん見えてきます。 誰かの心が傷ついて…

心の傷の手当に必要なこと:痛みに伴う恥を拭う

カウンセリングとは、クライエントさんが抱えている心の痛みに触れる時間です。 相手の心の痛みに触れるとき、一体自分がどんなふうであればいいのか。 カウンセラーなら、一度は(とは言わず、何度でも)そんなことを考えたことがあるでしょう。 痛みに触れ…

“人生のコンパス”としてのカウンセリング

「カウンセリングに入ったことないけど、占いならある」 そういう方のほうが、実際多いのではないかと思います。 カウンセリングはまだまだ敷居が高く、いつでも気軽に利用できる場にはなっていません。 「心を病んだ人が受けるもの」 「問題のある人が行く…

心の複雑さをそのまま感じてあげるということ。

簡単なことをわざわざ複雑にして語るというのは、まったくナンセンスなことですが、複雑なものをあっさり簡略化してしまうことにもまた、リスクがあるような気がします。 世の中には、人の心を簡単にわかろうとしたり、操ろうとしたりする情報があふれていま…