Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年末年始と家族:「帰りたくない」も大切な気持ち

本日が仕事納めで、帰省の準備をする人も多いかもしれません。 年末年始、家族と過ごすのがつらい。 そんな気持ちを抱えて、いたたまれない気持ちでいるなら、この記事を読んでいる間だけでも、心の中に、その本音を置いておくスペースを作ってあげてくださ…

クライエントの自己紹介を聴くこと:HSP、AC、愛着障害、毒親育ちという「肩書き」

カウンセリングで自分のことを話すのは、とても難しいことだ。 誰かにちて話すことは、日常でたくさんやっていても、自分について話すことは、カウンセラーだって慣れていない。 そこで、クライエントさんたちは、ある「肩書き」を使う。 HSP、AC(アダルト…

カウンセリングを受けると決めた人の勇気。

クライエントさんは「勇気のある方だ」と私はよく思う。 理由はたくさんあるが、その一つを先日ツイートした。 親、そのまた親から受け継がれてきた負の遺産を、自分の代で断ち切ると決めた人が、カウンセリングに現れる。素晴らしい勇気と賢明さだと思う一…

怒りよりも悲しみよりも厄介な感情:恥という呪い

人を痛めつける感情の一つに、恥がある。 いじめや性被害、パワハラに遭った人たちの多くが、この感情に苦しめられている。 自分のことが「恥ずかしい」と思うとき、人は小さくなり、背中を丸め、顔を隠して、自分の存在を消してしまいたいと願う。 ユングが…

心のお守りとしてのカウンセラー:関係性を提供する

カウンセラーとして、クライエントに提供しているものって何だろう。 専門知識、スキル、時間や場所といった物理的空間。 そういうものももちろんあるけれど、“関係”というのもあると思う。 1回1時間のセッションだけが、カウンセラーが提供しているものでは…

感情に対する恐れを克服する:カウンセラーとして成長するということ

クライエントの感情に触れるのが怖いというカウンセラーもたくさんいる。「そんなことをしたら、クライエントが壊れてしまう」と、自分の恐怖心をクライエントの自我の脆弱性にうまくすり替えたり。本当に感情に触れられていないのは、どちらなのか。自分に…