Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

カウンセリングですること:自分を好きになる。

自分を好きになりたい。

これは、人がカウンセリングを受けようと思い立つときの願いの一つです。

では、いったいどうすれば、自分を好きになれるのでしょう。

カウンセリングをしていて思うのは、一生懸命生きている自分に気づき、それを認めることが、自分を好きになる大きなきっかけになるということです。

では、一生懸命生きている自分に気づき、それを認めるまでの間に、カウンセリングではどんなことをするかというと、自分自身の感情やそれに伴う心の動きに焦点を当てていきます。

自分がどんな傷つきを抱えて生きてきたのか。

その傷つきに対処するために、自分がどんなことをしてきたのか。

何を犠牲にし、何を得てきたのか。

それを振り返るときに、自分の心の中に、今この瞬間、どんな気持ちが湧き起こってくるのか。

心はいつもそこにあり、私たちに何かを語りかけています。

その心が伝えてくる声に耳を傾けられるようになることが、「生きている自分に気づく」ことなのだと思うのです。

私たちがどんなに長い間、自分の心を無視し、軽んじ続けたとしても、心は決して私たちに語りかけることを諦めません。

私たちが、心なんてなくなればいいと思うことがあっても、心のほうは、決して私たちを見捨てることはないのです。

それが、私が、人間の心に対して感じる一生懸命さであり、健気さであり、尊さです。

「心と話そう」

これは自由が丘カウンセリングオフィスのコンセプトでもあります。

自分の心が体験することに、自分自身がオープンになり、そんなふうに感じたんだねと、優しく受け止めてあげると、いろんなことを感じながら生きている自分のことを、悪くないな、いいな、好きだなと感じられるようになっていきます。

これは、多くのクライエントさんたちが私に証明してくださったことでもあります。

おかげさまで、自由が丘カウンセリングオフィスはこの春、4年目を迎えます。

4年目も皆さまのお役に立てるよう、精進して参りますので、引き続き、よろしくお願いいたします。