感情には、大きく分けて二つの種類があります。 不安や恐怖、悲しみ、怒り、恥、罪悪感といったネガティブ感情と、安心感、喜び、好奇心、達成感、愛、思いやり、感謝といったポジティブ感情です。 ネガティブ感情は、長くかつ強く私たちの注意を引きつける…
カウンセラーを目指す学生たちと一緒に勉強会をしたり、自分のカウンセリングのデモンストレーションを見せたりすると、 「先生みたいに語彙力がない」 と言われることがあります。 私の語彙のルーツって何だったろうと考えると、確かに(日本の)カウンセリ…
カウンセリングのさまざまな本に「やってはいけない」と書かれていること。 でも、多くの人がやってしまうこと。 それは、judge(評価する、ジャッジする、良し悪しで判断する)という行為である。 私たちはつい、自分や他者の行為を「良いか、悪い(ダメ)…
映画『プリズン・サークル』鑑賞後、一番後悔したのは、「メモ帳を持ってくるべきだった」ということだ。 prison-circle.com 印象的なシーンや、後からゆっくり考えたいセリフが多すぎて、自分のワーキングメモリという内臓HDDだけでは、取りこぼしてしまっ…
犯した罪を通して自分と向き合う 映画『プリズン・サークル』を観た。 書きたいことがたくさんあるので、数回にわたって書くかもしれない。 それほど、心揺さぶられる映画だった。 prison-circle.com 鑑賞直後、私はこんなツイートをした。 すごい映画だった…
昨今、さまざまな場面で「自分を大切にすること」の大切さに注目が集まっています。 自己肯定感、セルフ・コンパッション、自己重要感といった言葉も、よく耳にするようになりました。 確かに、自分を大切にすることを学ぶと、人生にさまざまな変化が起こり…
カウンセリングをしていると、人はふたつの関係の中で生きているんだなと感じます。 一つは、他者をはじめとした自分の外側の世界との関係。 もう一つは、自分自身との関係です。 外側との関係、内側との関係と言い換えてもいいかもしれません。 私たちに欠…
先日、友人からこんな相談を受けた。 「職場で怒りを顔に出したくない。どうしたらいい?」 聞けば、職場にモラルのない人がいるとのこと。 モラルのない人に腹が立つのは、自然なことだ。 でもそれを「出さないように」「抑えないといけない」のが現実であ…
カウンセラーが、「クライエントから求められていると思い込んでいること」の一つに、「解決策を提示するカウンセラー像」がある。 確かに、「アドバイスをください」と言って来談される方も多いのは事実だ。 しかし、カウンセラーは「問題解決屋」ではない…
急がば回れ。 とよく言うけれど、日々のカウンセリングを通して、「自分を大切にするための回り道」と言うものもあるな、と感じる今日この頃。 自分で、自分を大切にする。それって難しいなと思う人は、自分を大切にしてくれる人を想像してみるといいかもし…