本日が仕事納めで、帰省の準備をする人も多いかもしれません。
年末年始、家族と過ごすのがつらい。
そんな気持ちを抱えて、いたたまれない気持ちでいるなら、この記事を読んでいる間だけでも、心の中に、その本音を置いておくスペースを作ってあげてください。
私自身も、帰省がひどくゆううつな頃もあったし、実際、帰らなかったこともあります。
両親の仲が最悪だった時期、帰省のたびにドンパチやられて、双方の愚痴を聞かされるので、頭に来て、
— shiho@こころが元気になる場所 (@emotion_lab) 2019年12月26日
「喧嘩の仲裁しに帰ってきてるんじゃない。帰省してまで仕事させるな」
と怒ったことがあります😅。
カウンセラーでさえそんなもんです。
家族との年末年始、ご自身を労ることもどうか忘れずに。
普段、離れている分、話を聴いてあげなくちゃと思う気持ちもわかります。
それが建設的な結果につながるなら、力を注ぐ意義は大きいでしょう。
でも、夫婦間での話し合いも十分でなく、解決を子どもに丸投げしてくるような場合や、子どもを味方に付けて相手を攻撃しようとする意図が目に見えるような場合は、しっかりと「それは、僕の・私の仕事じゃない」と境界線を引くことも大切です。
家族だからこそ、ややこしくて、遠慮がなく、甘えが出る。
「家族なんだから」という言葉は、本来あるべき個々人の間の境界線を、乱暴になぎ倒します。
その威力に負けて、自分のなかの不安や不満、悲しみや怒り、やるせなさにフタをするしかない場合もあるでしょう。
でも本当は、家族だからこそ、個々の気持ちを尊重し譲り合うことが必要なのです。
年末年始は家族との関係を巡って、いろんな気持ちがないまぜになって当然です。
帰りたくないけど、帰るしかない方も。
帰らない方も。
帰らないのは問題の先延ばしかと悩む人も。
正解などありません。
ただ、「帰りたくない」という気持ちをケアする時間を持ってください。
「あぁ、そうだね。本当は嫌だよね。早めに帰って、ゆっくりしよう。」
と、「帰りたくない気持ち」に声をかけるのもいいでしょう。
家族も他人。分かり合えることにも限界があります。
だから、自分の気持ちのケアを家族に求めすぎない。
その覚悟が決まれば、自分のためにやるべきことが、きっと見えてくるはずです。