Talk to Your Heart

emotions are colors of our lives

感情への気づきは感情を変える第一歩

昨日、Emolの紹介をしましたが、感情の記録をつけたり、「今どんな感情ですか」とキャラクターから聞かれて、自分の気持ちに注意を向けることが、そもそもなぜ大切なのかという大前提について書いていませんでした。

さまざまな心理療法が、感情の問題に取り組むには、まず感情に気づく力を育むことが大切だとしています。

EFT(エモーション・フォーカスト・セラピー)も治療原則のうちの一つに、感情に気づくことを挙げていますし、CBT(認知行動療法)で言うところのセルフモニタリングや、近年よく耳にするようになったメンタライジングも、この「感情への気づき」を含んでいます。

感情に気づくことは、それまで自分の感情に支配されていた人が、感情から主導権を取り戻す第一歩になります。

日本語では少し説明しにくいのですが、英語では、クライエントに以下のように提案することもあるようです。

「I am angry. (私=怒り)ではなく、I feel angry.(私≠怒り)と言ってみましょう」

このようにして、自分の感情と適切な距離を取ります。

感覚としては、I am angry. と言っているときは、自分の中が怒りでいっぱいですが、I feel angry.と言えると、なんだか怒りが胸のあたりに収まってくれるような感じです。

 

怒りは感情の中でも特に厄介で、嫌われがちですが、怒りを抑えたり無視したりするのではなく、それに気づいて、I feel angry.(ここに怒りがあるなぁ)とつぶやいてみるのをオススメします。

まずは、自分の胸のあたりに怒りのスペースを作ってあげる感じでしょうか。

こうして、怒りに支配される感覚から、怒りを自分が所有している感覚にシフトできたら、それを言葉やイメージを通して外に出して(外在化して)、カウンセラーと一緒に取り組むことができます。

怒りにも怒りの言い分があるので、それに耳を傾けてあげると良いようです。

先日、紹介したエマ・ストーンの記事の中にあった、幼い彼女が描いた絵とメッセージが思い出されます。

「I am bigger than my anxiety.(私は不安より大きい)」

www.cosmopolitan.com

不安障害に苦しんでいた彼女の中にとって、これはとても大切な感覚だったのではと思いました。

感情への気づきは、この感覚を持つ助けになるのです。