Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

感情への気づきは感情を変える第一歩

昨日、Emolの紹介をしましたが、感情の記録をつけたり、「今どんな感情ですか」とキャラクターから聞かれて、自分の気持ちに注意を向けることが、そもそもなぜ大切なのかという大前提について書いていませんでした。 さまざまな心理療法が、感情の問題に取り…

感情に関するアプリEmol

以前、CFT(コンパッション・フォーカスト・セラピー)のワークショップに参加した際、講師の先生が呼吸のトレーニングのためのアプリを紹介してくださったのが印象的でした。 (もう一つ印象に残ったのは、安心できる場所のイメージをGoogleの画像検索でク…

弱さのよりどころとしての音楽。

近頃、ツイッターで知り合った方が、以前からこのブログを読んでくださっていたことがわかったり、コメントを寄せてくださる方に出会えたりと、うれしいことが続いています。 ひっそりと綴っていたこのブログですが、必要としている人のもとに届けられるよう…

弱さを認めるちから

なんと、当ブログがあるクリニックで紹介されたそうで、書き手としてはうれしい限りです。もともと、アウトプットのトレーニングとして始めたものですが、読んでくださっている方がいると思うと、書くことにますます張り合いが出ます^^ さて、恥と弱さについ…

笑いと癒しのちから

「癒し」という言葉は、もうすっかり手垢のついた表現になってしまいました。 それでも、「頑張れ」という言葉がつらいときには、癒しや笑いの力を借りて、エネルギーをチャージすることが大切です。 子どもの頃は、同じことの繰り返しがただ楽しかったり、…

映画「わが母の記」:愛されていたと知るのに遅すぎることはない。

映画「わが母の記」は、大好きな映画の一つです。 母親に捨てられたと思っていた主人公が、認知症の症状が進行していく母にかかわるうちに母の本当の思いを知り、ぎこちないながらも歩み寄り、そして、母が亡くなるまでの物語。 愛されていたことを知るまで…

心の病は恥ではない。

www.ted.com 一つ前の記事に貼り付けていた動画ですが、この動画の紹介のために一つ記事を書こうと思い、修正しました。 カウンセリングを生業にしていると、時々「メンタル弱い人の話聞くなんて大変そう」と、同情されることがあります。 この言葉には、一…

シェイミング(shaming)を知って自分を守る。

2つ前の記事で、恥(shame)について書きましたが、相手をコントロールしようとしてその相手に恥を植えつける行為をシェイミング(shaming)と言います。 例えば、部下に対する「お前の変わりなんていくらでもいる」「誰のおかげでこの仕事が取れたと思って…

自己肯定感と“内なる批判(inner critic)”

自己肯定感を持てない人の多くは、“内なる批判(innner critic)”に苦しんでいます。 内なる批判とは、自分の言動、容姿、才能、社会的地位、ひいては自己の全体にまで及ぶ批判の声です。 「何をやってもダメだ」「劣っている」「何もできない」「どうせ失敗…

This is me への共感:恥(shame)について

大ヒット映画「グレイテスト・ショーマン」。 中でも、キアラ・セトルが歌う “This is me” に感動の涙を流した人は多いでしょう。 劣等感や自信のなさや、過去の傷つきに苦しんでいる人ばかりではなく、社会的に成功している女性も、容姿に恵まれた女性も、…