熊本地震からひと月以上が経過しました。
心のケアの必要性に関する報道も、目立ち始めたような気がします。
あれほど大きな災害を経験したのですから、心に変調をきたすのは、むしろ自然なことです。心の変調は、身の安全が確保されてから起こり始めるので、このタイムラグが、支援者や被災した当事者の方たちを困惑させるのかもしれません。
今回は、災害によって大きなショックを経験した心のケアや、災害により大切なものを失ったときの心の反応に関する情報をご紹介したいと思います。
ひとつめは、こちら。
静岡大学のHPからダウンロードできます。とてもわかりやすい表現で書かれていて、心が和むイラストにも、細やかな配慮が感じられます。
こちらは少し専門的ですが、とてもためになるサイトです。
専門家の支援を受けたいけれど、精神科の病院やクリニックは敷居が高い…。
そんなふうに感じていらっしゃる方には、大学の相談室もおすすめです。
例えば、こちら。
このように、臨床心理士養成の機関として認定を受けた大学院の中には、臨床心理士を目指して訓練中の大学院生が研修を行うための相談センターを設置しているところがあります。こうしたセンターは、いわゆる大学生が通う学生相談とは異なり、学外の方を対象としています。
訓練中の院生という点で、不安を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、カウンセリングやプレイセラピーは臨床心理士の有資格者や大学教員の指導のもとで行われますし、一般のカウンセリングに比べると、料金もかなり安価です。
注)ただし、医療機関ではありませんので、診断をしたりお薬を出したりといったことはできません。また、保険も適用外です。
個人的におすすめできる3つの情報を取り上げました。
参考にしていただければ幸いです。