Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

心の守り方:つらいときは、あたたかくてやさしいものに触れる。

最近のSNSの殺伐とした雰囲気がつらくて、ブログのほうへ避難しています。

災害や自死のニュースを耳にすると、サバイバーズ・ギルトからなのか、その報道をずっと追ってしまうのが私の悪い癖です。

他にもそういう方、いらっしゃるでしょうか。

こういうときは、一旦つらいニュースから離れて、あたたかい気持ちになれるものに触れると元気になれます。

今日、私がみなさんのご紹介したいのは、こちらの本です。

www.kinokuniya.co.jp

友人がプレゼントしてくれた本なのですが、「ママ、愛ってなぁに?」と尋ねる子どもに、愛について答える素敵な言葉が、星のように散りばめられています。

いくつかご紹介しますね。

 

「ママ、愛ってなぁに?」

「愛ってね、だいじょうぶ、だいじょうぶって いつも みてくれていることよ」

 

「ママ、愛ってなぁに?」

「愛ってね、そばにいって こころでおはなしすることよ」

 

「ママ、愛ってなぁに?」

「愛ってね、じぶんのこころと じっくり おはなしするじかん」

 

「ママ、愛ってなぁに?」

「愛ってね、いろんないろしたおみずでも いっしょに きれいないろをつくることよ」

 

「ママ、愛はいろんなところにあるね」

「愛ってね、みつけることも たいせつにすることも つくることもできるのよ」

 

怒り、悲しみ、憎しみ、嫉妬、惨めさ、不安、恐怖、絶望、孤独。

私たちを捉えるネガティブな感情は、払っても払ってもキリがないものかもしれません。

でもそんなとき、こうした心のお守りのような絵本を抱いて、ベッドにもぐってみてください。

優しい言葉で書かれた絵本は、私たちの乾いた心に、潤いを注いでくれます。

絵本の中の優しい言葉を読めば、愛や穏やかさを、心の中に作り出すことができます。

ポジティブ感情は、ネガティブ感情ほど長続きしません。

その分、たくさん感じることが大切なのです。

みなさんにも、心のお守りになる絵本、ありますか。

それは、人生におけるかけがえのない宝物です。