今日はちょっと、思いついたことを書いてみます。
先日の記事を書いているときに、ふと思ったこと。
それは、「感情を大切にしていない人生って、昼ドラみたいだな」ということです。
・周りの人に当た散らして、職場で孤立し、失脚することになる。
(本当は不安なのに、恥のせいで不安を表に出せない)
・恋人に浮気されたのが悔しくて、相手の女性を「この泥棒猫!」と罵る。
(怒りの下に悲しみがあることに気づけない)
・相手が自分から離れていくのが怖くて、ストーカーになる。
(一人ぼっちになる恐怖と向き合えない)
( )の中に書いたように、もし、登場人物が、自分で自分の感情の面倒を見てしまったら、波乱の展開はやってこないでしょう。
そうなると…と考えたことが、今日のタイトルです。
感情を大切にすると、平凡な人生になる?
感情を大切にすることができるようになると、私たちの人生は、少なくとも「昼ドラみたい」にはならないと思います。
気持ちが落ち着いて、ちょっとしたことに、幸せを感じられるようになるからです。
例えば、自分の不安を、まずは自分で受け止めて、相手に話せるようになると、相手が今までよりしっかりと自分の話に耳を傾けてくれるようになります。
そうすると、不思議なことに、それだけでずいぶん安心できて、
「あぁ、こんなふうに話を聞いてくれる人がいるのって、ありがたいな」
と、幸せな気持ちになります。
不安を解消する道のりに、いろんな花が咲いていることに、気がつけるのです。
自分の不安を、周りの人に投げつけていたときは、不安が解消できなくては何も始まらないし、始められないと思っています。
でも、そうではなくて、本当は、不安を解消していく過程に、不安を和らげていくれる材料がたくさんあるのです。
不安に気づけるという自分の力。
耳を傾けてくれる人の存在。
話をじっくり聞いてもらえる安心感。
そんな時間を、幸せだと感じられる自分の力。
自分の中にある力や、周りの人が与えてくれるものに、いつも私たちは支えられているのに、なかなかそのことに気づくことができません。
だから、感情を振り回して、「こんなに大変!」と昼ドラの主役を演じる羽目になってしまうのです。
ドラマの主人公になってしまいそうなときほど、自分の感情を向き合うべく、腹をくくってみてください。
昼ドラのような、波瀾万丈な人生にはならないかもしれない。
ものすごく平凡で、見ている人が退屈して、眠ってしまうような日常の記録になるかもしれない。
それでも、主人公であるあなたは、満ち足りた笑顔を浮かべていると思います。
感情を大切にして、平凡に、幸せになる。
そんな人生もいいなぁと思いませんか。