『おやゆび姫』然り、『美女と野獣』然り。
自分とは違う醜い生き物が、素敵な王子様に変わる。
おとぎ話によくある筋書きです。
感情や体験に注目したカウンセリングをしていると、この“醜い王子様”たちは、自分自身の中にある、見たくも触れたくもない“醜い感情”を、象徴しているのではないかと思えてきます。
(“醜い”は、“見にくい”)
傷ついたまま、無視され、ずっと孤独だった自分の感情に対して、『美女と野獣』のベルのように、試行錯誤を繰り返しながら一緒にいようとするって、とても大切なことです。
感情のことをよく知ろうとして、好奇心と優しさを持ちながらかかわり続けていくと、その感情は、いつしか必ず、自分を守ってくれる頼もしい味方になります。
これは確かに、“いつの時代も変わることのない真実”。
感情との正しいかかわり方がわかると、人はこれまで自分がしてきた“過ちに気づく”のです。
この歌詞は秀逸。
ディズニー映画って本当によくできている。
アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンドが歌う実写版『美女と野獣』主題歌MV