先日、数年ぶりのエステを体験しました。
全身を、たっぷりのオイルでオールハンドでほぐしてもらって、溜まっていた疲れや淀んだ気や、いろんなものがすっかり洗い流されたようでした。
施術中、一番気になったのは首と肩のゴリゴリ。
肩に力が入りやすく、肩が上がりやすいのだろう、とセラピストの方から言われました。
首を引っ込めようとしている亀のようなイメージでしょうか。
以前もご紹介した、アレクサンダー・ローエン氏によれば、肩の緊張によって、2つの重要な機能が妨げられます。
ひとつは、外に向かって手を伸ばす能力。
もうひとつは、殴りかかる能力。

からだは嘘をつかない―うつ・不安・失感情、“からだ”からのアプローチ
- 作者: アレクサンダーローエン,Alexander Lowen,国永史子
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
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外に向かう、前に出る、正当な怒りの機能が妨げられているようです。怒りを擁護しようとするのは、私自身が、自分の中に怒りの場所を作りたいからなのかもしれません。
もう少し、身体と心を、外に向かって自由に動かしてあげたいものです。
肩を下げるように意識すると、胸のあたりから咳が出るようになりました。咳というより、胸が開いて、そこに詰まっていた空気が抜けて、楽になっていく感覚があり、身体のバランスが変わったことを感じました
心のくせ、心のありようは、こんなふうに身体に出ます。
もちろん、習慣も影響しているでしょう。
心のありよう、身体のありよう、日々の習慣。
そんなものたちが交じり合い、響き合い、自分という存在ができているのです。