Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

痛みのそばには孤独と恥がある。

先日、こんなtweetをしました。 痛みのあるところに孤独があって、孤独のあるところに恥がある。だから、カウンセリングでは、痛みだけではなく、孤独と恥を癒すことが大事になる。孤独でなくなり、恥が和らげば、クライエントさんの中から痛みを癒す力があ…

「怒りと思いやりと誇り」だけじゃない:意地という心の守り方

以前、「自分はダメだ」「自分は無能だ」「自分には愛される価値がない」といった、有害な恥という感情に対抗するには、怒りと思いやり、誇りといった感情が必要であるという記事を書きました。 emotion-lab.hatenablog.com しかし、日本人は、恥に対しても…

つらい感情は、カウンセラーと一緒に感じる。

カウンセリングを受けるという営みは、チャレンジの連続だとつくづく思います。 例えば、今まで誰の助けも借りずにやってきた人にとって、専門家とは言え、赤の他人に自分の抱えている悩みや葛藤を打ち明け、「クライエントになる」ということが、まず最初の…

よくあるのに見えにくい「有害な恥」について

ニンニのエピソードを、ハフポストの國崎さんに取材していただきました。 土曜日にその記事が配信され、再び多くの方が元ツイートを見てくださっています。 驚いていますし、怖くもありますが、ありがたいことです。 ハフポストの國崎さん(@machiruda0702)…

感情の豆知識:感じるべき怒り、目印としての怒り。

「怒り」と一言に言っても、実はここには、大きく2種類の怒りが含まれています。 この2つの怒りは、実際にはあまり区別して語られることがないため、「怒りは大切だ」という意見に対して、「でも、怒って人を殴ってしまってもいいのか」という疑問が投げかけ…