2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
この番組の国内での放送を強く望みます。 www.bbc.com 「臭いものには蓋をする」という諺がありますが、本当に聞き届けられるべき声に対しても、こうした扱いをされていることはとても多いと感じます。 性被害に遭った人たちの声。 精神疾患に苦しむ人たちの…
医原病という言葉があります。 厳密には、「医療行為が原因で生じる疾患」のことを指しますが、カウンセリングのなかで、クライエントのつらい過去の出来事や、愛されていなかった記憶にばかり焦点を当てることは、この「医原病」を作り出してしまうことにな…
今日は朝から感動的な動画を見て、目頭が熱くなりました。 ダヴ: リアルビューティー スケッチ | あなたは自分が思うよりもずっと美しい 容姿は、コンプレックスになりやすいです。 世界が理想としている姿、あるいは、自分が理想としている姿に少しでも近…
先日、共感をテーマにした大学院の授業で、学生たちに、以下の①〜④のコミュニケーションのうち、どれが子どもにとって最も有害なコミュニケーションだと思うか、ディスカッションをしてもらいました。 (ちなみに、以下の例は鷲田清一さんの書籍『じぶん・こ…
今日は、ラジオから流れてきたこの曲をご紹介します。 SHISHAMO「私の夜明け」 聴きながら、何だか、クライエントさんたちの気持ちを代弁しているような歌だなぁと思いました。 人の何気ない言葉に傷ついて、たくさん心に傷があるのもわかっている。 なんで…
学校では、正解を出すことを求められ、正解を出せる人が評価されます。 でも、生きていく上では、正解のない問いや、正解を出すことが必ずしも大切ではない問いというものに、ぶち当たることのほうがずっと多い気がします。 「どうして死んではいけないので…
頭のスピードと、身体のスピードって全然違う。 そんなことを感じた体験について、今日は書いてみたいと思います。 先日、久しぶりにじっくりと話し手(フォーカサー)になって、フォーカシングをする機会がありました。 フォーカシングとは、簡単に言うと、…
一つ前の記事で、感情に気づくことの大切さについて書きました。 emotion-lab.hatenablog.com この内容を振り返ってみて、「でも、実際はこんなに簡単じゃないかもなぁ」とも思いました。 「感情に気づく」ことができても、その感情にまたフタをしてしまうこ…
昨日、Emolの紹介をしましたが、感情の記録をつけたり、「今どんな感情ですか」とキャラクターから聞かれて、自分の気持ちに注意を向けることが、そもそもなぜ大切なのかという大前提について書いていませんでした。 さまざまな心理療法が、感情の問題に取り…
以前、CFT(コンパッション・フォーカスト・セラピー)のワークショップに参加した際、講師の先生が呼吸のトレーニングのためのアプリを紹介してくださったのが印象的でした。 (もう一つ印象に残ったのは、安心できる場所のイメージをGoogleの画像検索でク…
近頃、ツイッターで知り合った方が、以前からこのブログを読んでくださっていたことがわかったり、コメントを寄せてくださる方に出会えたりと、うれしいことが続いています。 ひっそりと綴っていたこのブログですが、必要としている人のもとに届けられるよう…
なんと、当ブログがあるクリニックで紹介されたそうで、書き手としてはうれしい限りです。もともと、アウトプットのトレーニングとして始めたものですが、読んでくださっている方がいると思うと、書くことにますます張り合いが出ます^^ さて、恥と弱さについ…
「癒し」という言葉は、もうすっかり手垢のついた表現になってしまいました。 それでも、「頑張れ」という言葉がつらいときには、癒しや笑いの力を借りて、エネルギーをチャージすることが大切です。 子どもの頃は、同じことの繰り返しがただ楽しかったり、…