Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

カウンセリングですること:感情をしっかりと体験する。

自分の感情をしっかりと感じるなんて、当たり前のことだと思われるかもしれません。 しかし、前回も書いたように、私たちは守りたい関係や、生き延びるために必要な関係を維持するために、自分の感情を犠牲にしてしまいます。 好きな人と別れたくなくて、相…

「よい感情」と「悪い感情」がある、という誤解。

感情の分類として、よく「ポジティブ感情/ネガティブ感情」という呼び名が使われますが、この呼び名が与える印象のせいか、感情に「よい感情」と「悪い感情」があると思っている方も多いかもしれません。 例えば、喜びはよい感情で、怒りは悪い感情だという…

恥という痛々しくも大切な感情

近年カウンセリングの世界では、トラウマや精神疾患の元になる感情として、恥に注目する動きがみられます。 この中で興味深いのは、重要な他者との間の感情調整がうまくいかなくなるとき(自分の感情に適切な応答をしてもらえず、無視される、過小評価される…

カウンセリングですること:優しさや思いやりを受け取る

昨日7日に、都内の新型コロナウイルスの感染者が2,000人を超え、1都3県に緊急事態宣言が再発令されました。 昨年、初めての緊急事態宣言が発令されたときもそうでしたが、 「先生、どうぞ気をつけてください」 というお言葉を、オンラインカウンセリングのク…

自由が丘カウンセリングオフィスからのお知らせ:緊急事態宣言再発令を受けて

7日に、1都3県に緊急事態宣言の再発令がありました。 当オフィス(自由が丘カウンセリングオフィス:自分との向き合い方を知り、自己肯定感を高めるカウンセリング)では、以下の感染対策を徹底し、対面のカウンセリングを今後も継続してまいります。 ・マス…

年末のご挨拶

今年は、世界的に本当に大変な1年となりましたが、4月に自由が丘で開業して以降、無事にオフィスの運営を続けることができました。 たくさんの方にお世話になったこと、そして、たくさんのクライエントさんがこのオフィスを見つけてくださったことに、心より…

心を病まないために、自分の中の違和感に耳を傾ける。

「人の気持ちを考えなさい」と教えられて育つ私たちは、自分の中に生まれる「違和感」との向き合い方がよくわからないまま、大人になります。 大学という組織にいた頃、私はどうにも解せない事態に直面し、違和感を抱えることがたくさんありました。 組織の…

カウンセリングですること:「よいもの」に気づき、育む

日本人にとって、謙遜は美徳だと考えられています。 「すごいね」「綺麗だね」「優しいね」 などと褒められても、 「いえいえ」「そんな」「大したことないです」 というのが、常識的な対応だと思われています。 でも、カウンセリングの場では、違うことをし…

身体だって喋りたい:身体が話す大事なこと

最近のセッションでは、クライエントさんの印象的なジェスチャーが見られる瞬間が多くありました。 AEDPを学び始めて、自分のカウンセリングが変わったと思うことの一つは、こうしたジェスチャーやイメージが出てきたときに、こんな声かけをするようになった…

カウンセリングですること:見えていないものに光をあてる

カウンセリングでは、他にもいろいろなことをしているのですが、1つ大きなこととして、この「見えていないものに光を当てる」という作業があります。 カウンセリングオフィスの中にいると、世の中にある「盲点」がたくさん見えてきます。 誰かの心が傷ついて…