Talk to Your Heart

〜自由が丘カウンセリングオフィスのblog〜

心で感じて話すこと。心のかたち。

感情を感じること。 こころ(ハート)から話すこと。 子どもの頃は知っていたはずなのに(というか、それがすべてだった)、いつしか私たちは、頭で考えて話すこと、論理立てて話すことにとらわれるようになります。 大人になればなるほど、「考えて話しなさ…

力の借り方、貸し方、渡し方

他の人や物の力に頼ることは、「甘え」だとか、「依存」だと言われ、時にネガティブなニュアンスを帯びることがあります。 しかし一方で、「甘え上手」や「依存先がたくさんあること」が、大人には必要だと言われることもあります。 この「甘え」や「依存」…

メンタリストとカウンセラーの違い:心を読むひと、ほどくひと

私は実は、日常場面で自分の職業を明かすのが、あまり好きではありません。 カウンセラーだと名乗った途端に、相手をちょっと警戒させてしまうからです。 「今、心読まれてますか?」 「じゃんけん強いんですか?」 と、聞いてもらえたらまだよいのですが、…

結婚相談所では教えてくれない婚活成功の秘訣:愛着とパートナーシップ

新型コロナウイルス感染症の影響で、婚活やパートナー探しがストップしてしまった。 この時期、そんな方も多いかもしれません。 でも、婚活が思うように進まない間は、「自分のアタッチメントパターンに目を向ける」活動をしてみるのもオススメです。 結婚相…

顔文字を選ぶという体験とカウンセリングの共通点

「感情を言葉にする」は、まだわかる。 「体験を探索する」って、一体なに? 心理学に関心のある一般の方が、臨床心理の専門書を読むと、こんなふうに思うんじゃないかなぁと、よく思います。 専門用語まではいかなくても、独特の表現というのが、専門書には…

違和感に耳を傾けると、心の痛みが見えてくる。

暴力や暴言などではないのに、なぜか力を奪われたり、自分の行動が正しかったどうかと不安にさせられるような言葉って、ありませんか。 今日は、そんな体験に関する記事を書いてみたいと思います。 先日、購読しているメルマガでこんな言葉を目にしました。 …

泣きたくても泣けない人へ

「泣いたところでどうしようもない」 「怒っても何も変わらない」 相手は励ましの意味で言っているのだとしても、こうした言葉には、本来感じるべき感情を「感じても意味がない」というメッセージが込められているような気がします。 目の前の現実が変わらな…

過去から今、そして未来へとつながっていくもの

同業者の集まりや勉強会で、たまに「先生の論文、読みました」などと声をかけてもらえることがあります。 そのとき、執筆者本人は、穴があったら入りたいくらい恥ずかしい気持ちになるのですが、論文であれ、ブログであれ、伝えた言葉であれ、自分が発信した…

季節が変わるように、人も変わる。

ここのところ、クライエントとのカウンセリングで、「時間をかけること」の大切さを感じる出来事が、立て続け起こっています。 カウンセラーは、もちろん、クライエントの時間を無駄にせず、なるべく早く悩みを解消できるよう、カウンセリングの技術を日々磨…

毒親育ちという生きづらさの背景にある、感情と愛着のこと。

毒親という言葉は、慎重に使いたいと思っているけど、この言葉が、多くの人の生きづらさをすくい取り、形にしていて、カウンセリングの門を叩くきっかけになっています。 そのこと自体は、とても大切です。 心の痛みには、名前がつきにくいので、「毒親育ち…