emotion laboratory

感情は人生の羅針盤

血のつながり、心のつながり

少し前に「そして父になる」という映画が話題になったこともありました。

年末には家族内での殺人のニュースも流れ、ここ数年、書店には母娘関係の複雑さを描いた書籍が増えてきたように思います。

母を許せない娘、娘を愛せない母

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怒り始めた娘たち: 「母娘ストレス」の処方箋

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放蕩記

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私は私。母は母。〜あなたを苦しめる母親から自由になる本

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家族とは何なのか。親子とは何なのか。

そんなことを、誰もが心に抱えて生きている時代なのかも知れません。

基本的にこのblogでは、私自身が読んだ本をご紹介してきましたが、これらの本は例外です。私自身、自分の母親との問題をこれらの本を通じて客観的に見つめることが、まだまだ困難であるからかもしれません。

血のつながり。それによって、許せること、乗り越えられることもたくさんあります。

「(血のつながった)家族だから」という言葉には、どんなことも可能にできる力をもっているようにも思います。

しかし一方で、血がつながっているからこそ、「家族だから」こそ、離れるべき関係から離れられないということもあるのではないでしょうか。

家族を愛せない人もいる。家族から愛されない人もいる。

互いに愛し合いたいと思っていても、思いがすれ違い続けてしまうこともある。

家族は、互いに家族であろうとする努力をしなければ、家族として維持し得ないもの。

それくらいに思っているほうが、もしかすると、いいのかもしれません。

血のつながりに、こだわることはないと思います。

もともと家族のスタートは、夫婦という他人同士なのですから。

血のつながりに苦しんでいるなら、心のつながりを探して、離れてもよいのです。

一時的に、ひどい孤独を感じるかもしれません。

親不孝だと、自分を責めるかもしれません。

でも、何より大切なことは、苦しんでいる自分自身を幸せにしてあげることです。

それができるのは、自分しかいないのです。

自分が幸せになるための選択をする。

血のつながった家族といて感じる強烈な違和感は、もしかすると、あなた自身にとってとても大切なものなのかもしれません。その違和感を追求すること自体が、あなたの使命であり、生きる意味をもたらしてくれるものなのかもしれません。

みにくいアヒルの子」の物語は、決して単なる童話ではなく、生まれ落ちた家庭に違和感をもった人たちの心を支え、励ましてくれる、生きのびるための物語です。

心のつながりを求めて、血のつながりを絶つ選択をすることも、時に必要で大切なことです。

悲しくても、つらくても、寂しくても、決してひとりぼっちではありません。

あなた自身が、自分を幸せにしようと決めたなら、大切な心のつながりをいくらでも作っていけます。その力は、必ず、あなた自身の中に宿っています。

息苦しい家庭の外には、あなたの輝きを認め、より輝けるチャンスを与えてくれる人たちがいます。

外の世界は、おそらく、あなたにとってとても優しい場所であるはずです。