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emotion laboratory

感情は人生の羅針盤

反応することは自分のためにもなる〜自己効力感

前回、相手に反応することの大切さを書きました。

これは、自己犠牲的とか愛他的ということは決してなくて、自分にとっても良い影響がある行為です。

誰かに応えているときは、応えている側も、自分の存在の手応えを感じているからです。

人の役に立ちたい。

誰かの力になりたい。

必要とされたい。

そんなふうに、心の何処かで、たくさんのひとが思っているのではないでしょうか。

そのチャンスは、日常場面にいくらでも転がっているように感じます。

例えば、宅急便の配達員さんに「ご苦労さまです」とか「ありがとう」と言ってみたり、レジでお釣りを渡される時に、店員さんの目を見て「どうも」と言ってみたりするだけでいいのです。

そのときに、ほっこりした気分と同時に、自分がそこにいることを、感じることができると思います。

エレベーターのボタンを押して待っているときに、会釈してもらえたり、「ありがとう」と言ってもらえたりすると、うれしいのと同じです。

自分がそこにいて、その場でよく機能できていると思うと、自己効力感が高まります。自己効力感とは、簡単に言ってしまえば、「手応え」感です。

ごく普通の日常場面で、小さな自己効力感をたくさん感じていけたら、孤独感や無力感にさいなまれることが少なくなります。

自分が世界の中に存在している手応えがあるからです。

世界とのつながりを感じられるからです。

ペットの世話や、植物を育てること、あるいは地域の掃除などからも、こういった手応えを感じることはできると思います。

自分にしかできないことを探す必要もないし、自分以外の誰かになろうとする必要もないのです。

反応することは表現することでもあり、自分という感覚がむき出しになるようで、時に勇気のいることかもしれません。

ですが、そんな恥ずかしさや躊躇いを踏み越えて、反応し表現したときに、私たちは改めて、自分に出会えるのだと思います。 

励ましの言葉が人を驚くほど変える

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