読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

emotion laboratory

感情は人生の羅針盤

感情との付き合いかた その③

感情との付き合いかた

①感情に気づく

②その感情があることを認める

③は、その感情を感じる、です。

感じると一言で言っても、いろいろな形があります。

フォーカシングや感情と重視した心理療法では、その感情そのものや、感情にまつわる体験を探索する、ということをやります。 

フォーカシングで身につけるカウンセリングの基本―クライエント中心療法を本当に役立てるために

フォーカシングで身につけるカウンセリングの基本―クライエント中心療法を本当に役立てるために

 

フォーカシングでは、その感情や感情体験との距離が近すぎることや遠すぎることから問題が起こるとして、距離感の調節を行なうことが多いように思います。または、その感情の置き場所、収まりどころを探すといったこともします。

うまくいくと、ほっとしたり、これでいいという肯定的な安心感を覚えます。

感情を重視する心理療法では、その感情をじっくりと体験したり、感情にまつわる情報をセラピストに教えてもらったりすることを通して、その感情が自分に伝えている意味に気づいたり、そうした感情が自分の中に現れたことやそれによって気づかされた自己の側面などを含んだ、“自己の語り”を作り出すことを大切にしています。

自己の語りが紡ぎ出されるときは、自分の人生を自分の足で歩み始めるような、ほんとうの自分を感じる瞬間でもあります。

ハワイの伝統的な自己解決法を、個人でも用いることができるようにしたホ・オポノポノでは、感情とは記憶から作り出されるものであるとして、その都度それをクリーニングすることにより、その感情を生み出す記憶から自由になることを通じて、ほんとうの自分になろうとします。

三者三様ですが、共通しているのは、感情の声に耳を傾けることで、ほんとうの自分に触れることができ、深い安堵と肯定が訪れるということです。

フォーカシングとホ・オポノポノでは、それはひとりでもできるとされていますが、感情を重視する心理療法では、相互作用をより大切に考えます。この点は、大きな違いかもしれません。

Accelerated Experiential Dynamic Psychotherapy (Systems of Psychotherapy, Series 1)

Accelerated Experiential Dynamic Psychotherapy (Systems of Psychotherapy, Series 1)

 

ほんとうの自分に触れたとき、人は静かであたたかい涙を流したり、世界に色がついた、という感覚を味わいます。

Amazing Graceの歌詞が、ほんとうの自分に触れた瞬間の心の状態をよく表していると言われます。ほんとうの自分に出会うときというのは、神さまに出会うときのような、大きな許しと肯定と、癒しの瞬間だというのは、なんだかとても不思議ですが、同時にとても幸せな気持ちを感じます。

そしてそんな瞬間は、私たちは思っているよりもずっと身近にあるのかもしれません。