読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

emotion laboratory

感情は人生の羅針盤

ポジティブな感情は、分け合うと強くなる

今日は、優しい気持ちやあったかい気持ちにまつわるおはなしです。

感謝の気持ちを示すことだけでなく、相手からの感謝を受け取ることも案外、難しいことです。

例えば、お礼の品を渡されたとき「ありがとう」というのはどこか憚られるような気がして、「気を遣わないでね」と言ったり、「そんなことしなくていいのに」と言ったりする人は、少なくないと思います。

こういった一言は、ワンクッション置くようでもありますが、なんとなく感謝の気持ちそのままを受け取ってもらえないような感じもあります。

謙遜は美徳、とされてきましたが、最近ふと、本当に謙虚な気持ちというのは、相手からのお礼をきちんと受け取って、喜んで、一番に「ありがとう」ということなのではないかな、と考えるようになりました。

「ありがとう」と言われたとき、みなさんの心の中では、どんな感じがするでしょう。

行為でも言葉でもない、感情や感覚という次元で、ありがとうという気持ちを表すとしたら、どんなふうになるでしょう。

ありがとうという言葉は、言うほうにも、言われるほうにも、照れくささを感じさせます。なんだか、くすぐったいような、あたたかさがあります。相手を包むような、あるいは反対に、相手に包まれているように感じられるかもしれません。

ポジティブ心理学という分野では、こうした優しさやあたたかさを感じさせるポジティブな感情は、ネガティブな感情に比べて持続性が低いため、たくさん感じることが大切と言われています。

謙遜しすぎることで、せっかくのポジティブな気持ちを感じる機会を逃さないようにしたいものです。

 

そんな、ありがとう、の優しくてあったかい感覚に包まれることができる本を、最後にひとつご紹介します。

虹の岬の喫茶店

虹の岬の喫茶店

 

 

この物語に出てくる、ハッピーのどきどき、もポジティブ感情のひとつです。

4歳の娘のハッピーのどきどきを聴いて、お父さんはこう答えます。

「希美のハッピーのドキドキを聴けて、お父さんもハッピーになれたよ。ありがとう」

ポジティブな感情は、感じるだけじゃなくて、分け合うことで、増えたり膨らんだりするものなんですね。